「どうやってクライアントを集めるか」の前にするべきこと
「ヤバタさん、どうやったらクライアントさんが来てくれるようになるのでしょうか?」
開業して間もないカウンセラーさんの言葉です。集客についての書籍を読み漁ったり、マーケティングに関する講座を受講したり、非常に勉強熱心です。
しかし、「どうしたらよいのかわからない」と行き詰ってしまったようなのです。
言うまでもなく新規客を開拓していくことは、開業カウンセラーにとって、最も重要な事業活動です。従って、冒頭の「どうすればクライアントが集まるか」という思考に固執してしまうのは、多くの人が陥ることなのかもしれません。
こういったときは、一方向に固まった思考を柔軟にしていくことが大切です。まずは「どうすればクライアントが来てくれるだろうか」という視点を捨てます。要は、カウンセリングという商品を販売する立場から外れることです。
では、どうするか?
販売者側ではなく、消費者の立場になるのです。普段、買い物をしている自分の視点です。コンビニやスーパーで買い物をする自分です。レストランで食事をする。服や靴を買う。車を買う。マンションの賃貸契約、家を購入する。本を買う。講座に申し込む。
消費者の立場になると、毎日様々な物やサービスを購入していることになります。重要なのはここです。買うという行動を起こした自分の「心の動き」を観察すること。
その商品をどうして知ったのか。
何が気になったのか。
どうして気になったのか。
商品をもっと詳しく知りたくなったのはどうしてか。
なぜ買うことをためらったのか。
どのタイミングでためらいが出たのか。
なぜ買わなかったのか。
あるいは逆になぜ買ったのか。
何か行動を起こすたびに、感情は動きます。あるいは感情が動いた時に行動を起こします。
しかし、日ごろの買い物では無意識に行動しているはずです。これは非常に勿体ないことです。買うという行動の裏には、商品やサービスを提供している企業のマーケティングの努力が詰まっているということです。
何気なく買い物をするのではなく、しっかり意識して買い物をするようにしましょう。
自分が扱う商品と同じ価格帯のものを買ってみるのが特に参考になります。カウンセリングを受けにいくのもいいですし、コーチ、コンサルを雇うのもいいでしょう。
そこにあなたが集客する時のヒントが宝石のように散りばめられているのです。
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