【お金の匂い】がする事業に仕立てるには…
話を聞いただけで儲かりそうな事業と、クエッションマークのつく事業。
その差はいったい何でしょうか?
私は営業マン出身なので、営業トークを聞いただけで、売れる、売れない…の感触をつかむことが出来ますが、まさに、この感触こそが「お金の匂い」と直結しています。
つまり、商談をイメージしたときに、口説ける! これは口説けない…でお金の匂いを感じているのです。
新商品の説明を聞いて、この感覚はかなり頼りになっていて、集客のイメージまで膨らんでいけば、高い確率で成功しています。
営業活動において、この集客活動は最も重要であり、もっとも困難な活動です。
その成否を分けるのは、市場に投げ掛ける《言葉のパンチ力》。
この言葉次第で、商談のキッカケが容易く生まれたり、まったくの無反応だったり…と、言葉力によって雲泥の差が生まれていきます。
では、その《言葉のパンチ力》を決める要素はなにか?
ここがわかると、これから新商品開発の際に、その要素をコンセプトに折り込むことができます。
また、何をやっても売れない商品でも、この言葉のパンチ力を意識して、売れる切り口をブラッシュアップすれば、突如として売れ出すことも多々あります。
その《言葉のパンチ力》を決めている3要素をご紹介しましょう。
1.時代の変化を織り込むこと。
ニュース性や、社会の歪みから出た喜び、悲しみ、恐怖などの感情は、多くの人の関心事になります。その中で、なぜ、私たちは“今”この商品・サービスを社会に提案するのか? その問いに答えることで人々は、聞く耳をたててくれます。
2.これまでの常識を覆すこと。
・北まくらで寝るのは、良くない。
・炭水化物は太る。
などなど、これまでの常識や無意識で行っていた行動が、間違いであることが立証されると、人は聞かざるを得なくなります。
証拠が確かであればあるほど、その行動は修正されていく可能性があり、ムーブメントもキッカケとなります。
3.特徴を強烈に打ち出すとライバルがいなくなる切り口
営業トークを組立てるときに、強く意識するところですが、他社が持ち得ていない自社商品の特徴を前面に打立て、その必要性を喚起していくことで、戦わずして勝てるような言葉を作り込むことです。
この3つ目のテーマは、キッカケづくりのあとの商談にも強く影響する「言葉力」です。
この3つのウチの最低でもどれか、出来れば3つとも市場に投げ掛ける言葉に組み込む事で、金の匂いがする事業へと変身していきます。
新規事業を立ち上げるときには、ぜひ意識してみてください。
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