DX推進で大切な3つの視〇(その2)
前回の続き、某社の製造現場のリーダー数名との意見交換
販売と製造が全く異なるシステムで稼働
そこで、データ(コード体系)の連携方法の模索
大森言
「どこまで大きさ感を広げて考えますか?」
リーダー言
「…」
大森言
「我々が提言しないと経営者は判断できませんよ」
前回のコラムでは、2つの視点(短期的・長期的)についてまとめました。
今回は、「視野」についてまとめてみます。
視野とは:
物事を考えたり、判断したりする範囲(デジタル大辞泉より)
著書:「法人営業で成功するにはコンサルティング力を磨け」で
営業という仕事を考える範囲(対象)を
担当者<役職者<社長(会社)<業界<社会<日本<世界
と記しています。
範囲を、大きさ感と考えてみてもいいかもしれません。
ここで「世界」というと大げさ!と言われるかもしれませんが著名な経営者やスタートアップ企業は、宇宙ビジネスを夢見ています。
夢を追い求めるのはとても大切なこと。
さて、冒頭の視野とは業務改善が与える影響の大きさです。
データ連携が可能になると担当者の作業時間が短縮される。
時間短縮も大切ですが、最終目標ではないはずです。
この時間短縮により
部門長は、削減した時間を有益に活用する方策を検討する。
社長は、マネジメントの視点から全体最適を考える。
業界全体では、SCMの効率化に繋がる。
社会全体では、物価高の抑制に貢献する。
そして、日本のGDPに寄与する。
このように視野を広げ、自身が関わっている仕事が社会に、日本に、そして世界に貢献していく。
「バタフライ・エフェクト」という言葉があります。
本来はカオス理論の用語ですが、“蝶の羽ばたきが、巡り巡って竜巻を起こす”という意味で使われます。
社員1人1人の小さな動き(改善)が、連鎖反応をしてイノベーションがおきる。
論理が飛躍しすぎているとか現実味がないとか、あるでしょうが、、
こんな事を考えていると、私はワクワクします。
みなさんの大きさ感(視野)はどのくらいか、測ってみませんか?
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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