最高最良の幹部教育とは?
バトン承継コンサルタントの浅野泰生です。
もう4月。
時が経つのが本当に早く感じます。
また、今週の月曜日3月28日は、私の50回目の誕生日でした。
私の40代は、後継者として事業承継、順風満帆だと思っていた矢先の社長辞任、マイナスからの起業と目まぐるしく変化しました。
ただ今思えば、あっという間の10年。
今支えてくれる人たちを大事にして、充実した50代を生きていくつもりです。
さて、本日は幹部教育について。
一般的な幹部教育に決定的に不足していることとは?
私が支援している後継社長に限らず、経営者からよく聞く話が、
「うちには幹部がいない」
「なかなか幹部が育たない」
というもの。
「うちの幹部を育ててくれ!」との幹部教育の依頼を受けることもしばしば。
ネットで「幹部教育」を検索すると大小さまざまな研修会社の案内が出てきます。
本屋に行けば、リーダーシップやマネジメントのコーナーは、ビジネス書の中でもそれなりのスペースを占めています。
かく言う私も『部下のトリセツ「ついていきたい!」と思われるリーダーの教科書』(総合法令出版)というリーダー向けの書籍を出しています。
幹部になる人には、リーダーシップなどの自らビジネスに関する基本的な考え方や、事象を深掘りする思考力など、どこの会社にいても求められるものがあります。
そのような基礎的な教育をするために、外部の研修に派遣したり、課題図書を指定して学習させることは必要です。
しかし、それだけでは決定的に不足しているものがある、と私は考えています。
自分の考えを伝えていないからズレる
それは何か?
それは、社長の想いや考え方を学ぶこと!
経営者である社長の考え方を学ぶといっても、幹部が一般論としての経営理論を学ぶという意味ではありません。
もちろん幹部が経営者意識を持つためには無意味ではありませんが…
幹部が一番学ぶべきは、自社の社長。
よその社長ではなく、自分の会社の社長です。
自分の会社の社長がどんな想いで経営をしているのか?
どんな考え方を持っているのか?
ということが一番大事!
これらを知らないから、幹部研修に出しても「いない」「育たない」となってしまいます。
これらを幹部が理解していないから、社長の考えとズレが生じ、社長の意図通りに動かないから、社長はイライラする。
私は、幹部が育たない大きな原因は、自分の想いや考え方を伝えていない社長にあると思っています。
伝え方がバラバラになっていないか?
社長は幹部や社員に、事あるごとに伝えていると言います。
ただ、自身の頭の中にあるものを体系的、かつ、網羅的に伝えられている社長はごく少数です。
京セラの稲盛和夫さん、日本電産の永守重信さん、ユニクロの柳井正さんなど、超メジャーな経営者が多くの書籍を出しています。
ここから学ぶものは少なくありません。
私もこのような方々の本から多くのことを学びました。
ただ、これらは上記の会社の社員でなければ、一般論にすぎません。
幹部は一番身近な自社の社長の考え方を誰よりも理解する必要があります。
これが最高最良の幹部教育です。
その前提として、社長の想いや考え方を、その意図や背景とともに体系的、かつ、網羅的にまとめる必要があります。
当社では、社長の考えをまとめるサービスを用意しています。
幹部育成にお悩みの社長はご一報ください!
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