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なぜ事故は起きる?-ウーバーイーツと自店デリバリーの違い

SPECIAL

出前・宅配コンサルタント

有限会社マクウェル

代表 

指導歴12年。これまでに118店舗で実績を上げてきた辣腕コンサルタント。各会社、店舗の状況にあわせ、確実に収益の上がるオリジナルの出前・宅配ビジネスづくりを指導。

ウーバーイーツ配達員の当て逃げ、高速道路への自転車での侵入、道路交通法違反の運転など、ウーバーイーツの交通ルールに対する記事がネットでは多く見られます。

運転だけでなく、商品の配達にも問題が寄せられています。

livedoorNEWSでは「配達員が去った後に品物を受け取ろうとすると、カレーうどんの汁が豪快にこぼれて、内廊下のカーペットについているんですよ」など、置き配に対するトラブルも紹介されていました。

なぜ、このように事故やトラブルが多くなるのでしょうか?

その理由はとても簡単です。

配達員は、ウーバーイーツに雇われているわけではなく、個人事業主として働いているからです。

もし事故を起こしてもウーバーイーツと配達員には雇用契約がないため、事故の責任は個人事業主である配達員が負うことになります。

保険の加入も配達員の負担ですから、バイクや自転車では任意保険に加入していないことも考えられます。

イオン保険マーケットの調べでは、バイクの自賠責保険の加入率は21%と低くなっていますから。

配達員は賠償責任を負いたくないから、事故を起こしても逃げてしまうのでしょう。

当て逃げでは、もう一つ気になることがありました。

画像を確認するとバイクも転倒をしているわけですから、もしバッグの中に配達する商品があれば滅茶苦茶になっているはずです。

こんな商品を届けられたらお客様は目も当てられません。

ウーバーイーツは、自分が配達した件数が、収入に直結します。
そのため、1件でも多く配達をするために無謀な運転をしてしまう配達員もいることは充分考えられます。

無謀な運転をすれば、バックの中の商品は揺られてしまい、中身がバラバラに崩れたり、汁物が溢れてしまうのも当然のことです。

手渡しならばまだしも、置き配は商品があっても、配達員はもういません。
誰にクレームをいえばいいのでしょう・・・

お店は作るまでの責任です。ウーバーイーツも法的には責任を問えない可能性があります。

個人事業主である配達員が法的には責任をとることになるのでしょうが、誰だかわかりません。

以前に、ある店舗に出前を注文したところ、汁が漏れていました。

配達員にそのことを伝えると、すぐに電話で店に連絡をしてくれ、15分後には汁の漏れていない商品を届けてくれました。

当然、この店舗は自店でデリバリーです。

自店でデリバリーをする場合は、アルバイトであっても雇用契約が成立します。
もしも、事故が起きた場合は店舗も責任を問われますから、バイクは当然保険に入っています。

アルバイトにしても時給で賃金が支払われますから、無謀な運転をして1件でも多くの配達をしようとは考えません。

店としても安全運転教育をしていますし、商品をいい状態でお客様にお届けすることが最優先です。

そのため、お客様に商品を届けるまでは事故を起こすことは非常に少なくなっています。

事故が発生することがあるのは、店に帰る途中が殆どで、転倒するなど一人相撲が多く、人様に迷惑を掛けることは殆どありません。

もしものときには、責任者が誠実に対応をしています。

自店デリバリーを始めたいときに、よく質問されるのが交通事故のことです。
多分にウーバーイーツなどのニュースを見て心配をされるのだろうと思います。

少なくとも、私どものご支援先で自店デリバリーを行っている店舗では殆ど事故はありません。

 

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