【感性を高める】セミナー受講の感性溢れるコツ
勉強会やセミナー、必死になってメモを取っておられますか?意外なことに、実は必死になってメモを取る行為は、感性の邪魔をしています。むしろ聞いたこと・内容を記憶に留めつつ、自分の身に置き換えて「私なら何をするだろう・どうするのだろう」と言うことをしっかり考えながら聞く、これこそ感性を高めるセミナー受講法。
こんにちは、茶人・小早川宗護です。私は茶道裏千家の師範として30名の直弟子を指導しつつ、最もハイレベルな茶会、茶事をビジネスとして展開しております。
さて、多くのセミナーでは様々なノウハウが公開されています。講師によっては厳しい毒舌を躊躇無く吐きだし、最も大切な真実を伝えようと必死になってくれます。そこで大切になるのが、「聞く姿勢」。
多くの人が気になったポイントをメモに取り、持ち帰って熟考されます。中には必死になってメモを取り、セミナーの内容を全部持って帰ろうとされるかたも。しかしそれでは、「単にノウハウを持って帰るだけ」になってしまい、後でメモを見直しても、講師の肉声がそこには無いので、「あれ?この部分は何を言ってるんだっけ?」という状況におちいることも。
実はセミナーの中で最も大事なポイントは、1時間の内、わずか10分~15分程度に凝縮されているケースが多いのです。それ以外の情報は蛇足ではありませんが、さして重要でないと場合が多い。つまり、メモを取ることに必死になりすぎると、最も大切な内容を十分に聞けず、むしろ聴き飛ばしてしまうことも有りえるのです。
セミナーを受講する上において最も大切なのは、講師が喋る内容で最も重要なポイントを、しっかりと持ち帰り、実践すること。これは当然といえば、当然ですね。それらを聞き逃さないために、そして活かすためにするべきことは、ただ一つ。
「聴きながら、我が身に置き換えて考える」
ただし、本質的な意味でそれが出来る人は本当に少数派なので、セミナーで聞いた内容を実践にうつす人は、全体のわずか3%程度だと皮肉られてしまうのです。
では、そのような状況に陥らないために何をすべきか?答えは簡単、しっかりと予習をしておくことです。例えば講師が執筆した本をあらかじめ読んでおき、重要になるであろうポイントをしっかり押さえておくのです。そうすればセミナーの大事なポイントにすぐ気付きますし、自分の身に置き換えながらしっかり考える事もできます。
メモを取りながら、講師の肉声の5~6割をしっかり記憶に留める自信があるのなら、それは別段どういうことは無いでしょう。しかし、それが出来るのは、余程の大学出かそれに等しい能力を持った人ぐらいです。ですから
- 予習をし
- その上でセミナーに挑み
- 下手にメモを取らず
- 帰ってからちゃんと復習する
まるで小学生の勉強法のようですが、この当たり前のプロセスこそ最も大切なのです。それが出来なくては、セミナーのみならず「聞いた内容を実践にうつし、感性を高めていく」ことなど出来るはずが無いのです。
ただし、コンサルティングを受けている時は話が全く別で、コンサルタントの言う事を必死になって記録していくのはとても大切な事。セミナーと実践コンサルティングとは別物なのだ、と心に留めておいて下さい。
メモを取ることが全てだと思い込む人は、いつまでも二流から抜け出すことは出来ません。
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