第156号:一流の経営者の行動習慣と二経営者の行動習慣の違い
私はこれまで多くのセミナーや研修に参加してきた中で見えてきたことのひとつに、同じことを学んでも学んだことを一つ一つ確実に実践し結果を出せる人と、学んでも行動に移すことができずに結果が出ない人に分かれることがあります。
結果が出せない人の問題は、知識やノウハウにあるのではなく、その人の行動習慣にある
結果の出せない人は決まってこう言います。
「自分の理解力が足りないので、結果につなげることができない」
そして、自分のスキルが足りないと思い込み、ひたすら学び続けるのです。
しかし、結果はいつも同じです。
会社を良くしたいと学び続けても、ノウハウが身に付くだけです。ノウハウコレクターになるだけで、学んだことと自分の現状にギャップが生まれてしまいます。
結果が出せない人の問題は、知識やノウハウにあるのではなく、その人の行動パターンにあることに気づく必要があります。
それは、いつも目先の売上げに囚われ、目先の売上げを優先した行動を取っていることです。
なぜ目先の売上げを追いかけるとよくないのか。
目先の売上げを追いかける行為は、お客様に販売することが経営の目的になっていきます。そして、その考えに縛られて客層や商品を絞り込むことができずに現場が多忙になっていくからです。そうした状況は顧客不満足を生み、売上げを伸ばすことができないのです。
結果の出せる経営者は未来のために極めていくことに目を向けて行動する習慣を持っている
一方で、結果の出せる経営者は未来の理想像から逆算してとるべき行動を考えています。
目先の売上げを上げることではなく、顧客満足を最大化するために、やるべきこととやってはいけないことを明確にして行動することができます。
失うものにとらわれるのではなく、未来のために極めていくことに目を向けて行動する習慣を持っています。
習慣は無意識の行動です。人間の行動の9割は無意識の習慣です。
あなたの習慣はどうですか?
自分の無意識な習慣に意識を向けることが一流の経営者になるための重要なポイントです。
結果を出せずに悩む人は、自分の習慣を見直してみましょう。
画像引用:photo AC
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