ゴーンも○平さんも、借金怖い
From ノグチ
某公共テレビの朝ドラにはまっています。
国税局が出てきてみたり、大手銀行が信用組合理事長の主人公を首にしたりと、
主人公と私の想定適役が同じ、、、
(ムフフ、、)
思い入れのある投資先に融資はしたいが、出資している大手銀行は、「No」
思い入れは、投資判断には御法度だというのです。
そこで、担保を取る。
担保は、理事長の自宅。
思い入れでは、お金が返ってきません。
銀行家からすれば、当然かもしれません。
とうとう、取り付け騒ぎで、理事長を辞任
(大手銀行の役員会で自らが退職)
(ここは、ドラマチックですねー)
自宅も失いました。
いじめっ子に、「お前の父ちゃんは、ルンペンだ。」と言われて、子供たちは、泣いて帰ってきます。
大手銀行としては、貸出先から担保を取るのが、基本のきでしょうが、自宅を失い、子供たちからもお父さんのお願いと涙の訴えを受ける。
借金の怖さ、です。
借金と担保の関係、借入した金額を補填できるだけの資産が必要です。
その借入保証資産が足りなくて、自分の勤める会社に、借金を付替えしようとしたのが、ゴーン氏です。
報道によりますと
ゴーン容疑者は、平成20年10月、自身の資産管理会社と新生銀行との間で契約したデリバティブ取引で生じた約18億5千万円の巨額な評価損を抱えることとなった。
評価損?
18億5千万円は借金の金額でも損失の金額そのものではありません。
担保の価値が下がった、ので、追加担保が必要だ、と読みます。
とすると、借金の金額は?
平成18年ゴーン氏は、105万株・株式を保有しています。
平成20年3月には306万株まで買い増しています。
銀行に借入して問題が起きた時期は、平成20年10月…この秋はリーマンショックが発生しました。
急激な円高と株価下落が起きました。
株価は820円台から、問題は発覚のリーマンショック時には、400円に。
かけ算すると、、、
平成18年には 1500円/株×105万株=16億
平成20年3月 824円/株×306万株=25億円
ところが、10月には、400円/株×306万株=12億
評価と損失を足すと30億円。
銀行と契約したときの株式相場は、980円前後と考えられます。
日産の株式を担保に入れて、銀行と契約した。
でも株価が下がって、追加の担保が必要になった。
と言うストーリーでしょうか?
もし、この株式を買った資金が借入だったら?
つまり、彼は日産株式を借金してまで買った。
この時の彼の持ち株数は、306万株
買った株式を担保に、デリバティブ取引をした。
借金してまで買った担保が、借金の残額にも及ばない状況になったら、人は、途方にくれます。
たぶんこの状況、株式を全部売り払っても、借金が返せない。
借金だけ残る…
お父さんはエライ人。
ゴーン氏の子供達は、お父さんはエライ人だと思っているだろうに、家族は海外に住んでいるからと、始めたデリバティブ取引だろうに、
お父さんが借金まみれと知れたら、子供達はどう思うだろう。。。
彼が、正しい事をしていたとは言いません。
彼が、途方にくれただろう、と想像しているのです。
あくまでもノグチの妄想、想像です。
お父さんは、子供達にとって、理想の大黒柱でいてほしい。
だから、銀行との取引は慎重に、思い入れだけでは、ね。
―ノグチ
PS.
ちり紙交換に出す時になって、新聞の記事に目がいく…。
え、この記事「評価損」なんだ…。実際は、もっと損失が大きい!
怖いよね。お金は。。。。
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