相乗効果を高めるためには・・・
最近、出前・宅配市場が活性化してきています。
その大きな要因としては、宅配代行業者の誕生が大きく影響しています。
ウーバーイーツは関西に進出し、出前館もシェアリングデリバリーとして宅配代行を朝日新聞の販売店と組んで始めています。
これにより、吉野家、ロッテリアなどの全国チェーンも次々と宅配市場に参入をしています。
大手にとっては、新しい設備投資も、デリバリースタッフもいらないため、宅配代行業者に手数料を支払ってでも、売上が伸びれば充分にメリットがあります。
新しく参入する店が増え、出前・宅配市場が大きくなることは、今まで出前宅配とは無縁だったお客様が利用することになり、出前・宅配をしているお店にとっても歓迎すべきことです。
競争も激しくなりますが、それ以上に市場規模が大きくなれば、出前宅配の売上は伸びていきます。
出前・宅配で売上が伸びていけば、もう一つ大きなメリットが得られます。
特に、宅配代行業者を使わずに、自店で出前・宅配機能を有している店ではそれが顕著です。
それが何かと言えば、相乗効果が現れ、店の売上も同時に伸びていくことです。
なぜそんなことが起こるかと言えば、1つには販促の効果が出前だけでなく、来店にも表れるからです。
出前・宅配専門店が販促をしても、「店に行きたいから、お店の場所を教えて」という問い合わせも以前は多くありました。
いままで店の存在を知らなかったお客様が、出前・宅配の販促でお店を知ることによって来店するお客様も確実に増えます。
2つには、美味しかったと感じたお客様が「店でも食べてみたい」とお店に来てくださるケースが多くなります。また、来店と出前・宅配を自分の都合に合わせて使い分けているお客様も多くいます。
これだけでも充分相乗効果がでるんですが、来店での売上を大きく伸びている店は、これだけではありません。
もっともっと積極的に、出前・宅配のお客様に対して、来店しやすくなる仕掛けをしているからです。
そうすることで、来店でも売上も20%前後の伸びを示しています。
出前・宅配のお客様に対して、どのような仕掛けをして、来店を促すか?
もしくは、そうしたらリピートにつながる仕掛けができるのか?
売れている店はしかりと考えて、対策を打っています。
売る努力を続けていることが、相乗効果を一層高めてくれるのです。
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