カウンセラーが予約をスムーズにとるための法則
「記事を毎日更新しているけど、本当にこれでいいのか、わからなくなってきました」
ある他のコンサルタントに言われたとおりに、頑張り続けているカウンセラーさんからのご相談です。
リアルでお会いした方からは、ぼちぼちと予約が入っているそうです。ただ、肝心のWEBからの予約が全然入らないということです。
WEBサイトのキャッチコピーは、そのコンサルタントと相談しながらつけたようで、悪くない印象です。写真もプロに撮ってもらい、デザイン性もなかなかのものです。
キャッチコピーや写真といったヘッダー画像は、WEBサイトにとって顔となる部分ですので、非常に重要ですね。サイトを訪れた人は、2、3秒で、サイトの内容をもっと読むか、このサイトから去るか、判断します。
この大事な判断を下す最も大きな要因がヘッダー画像です。そこは、無事クリアしているようです。次にいくつかの記事をチェックしたところ、すぐに違和感を抱きました。どんな違和感だったか?
それは、《一貫性がない》ということです。WEBサイトには、それぞれのパーツやページによって役割があります。キャッチコピー、それぞれの記事、プロフィールページ、お客様の声ページ、予約ページ、アクセスページ、お問い合わせページ等、いろいろな要素が合わさって、一つのサイトが出来上がるのです。
サイトを訪れた人は、最初はキャッチコピーを目にすることでしょう。興味を持った人は、そこから目を引いたページの記事を読んでいきます。そこで、キャッチコピーの内容と全く違う記事が書いてあったら、どうでしょう?
必ず違和感を抱くはずです。自分が欲しい情報ではなかったと、サイトから去っていく可能性が高まります。
例えば、サイトのコピーの中に「うつ専門カウンセラー」と書いてあるのに、「本日のランチ」「子育て奮闘記」といった記事が多いと、違和感があります。あるいは、ポエム調で書いている人も見かけました。それはそれで美しいと思いましたが、予約に導くことは難しいでしょう。
ちょっと恥ずかしいのですが、かつての私の失敗例もあげておきましょう。プロフィールページに、「趣味はテニス」「そろばん2級」その他、持っている資格は全部掲げていることがありました。
見込み客がそれを見て「趣味が一緒だ。よし予約しよう!」なんてことは、絶対起こりません。切実に悩んでいる人は、このような情報は求めていないのです。むしろ、違和感を抱かせてしまいます。
本来ならスムーズに予約がとれていたところを、わざわざ自分で障害物を作ってしまったようなものです。
軽い話題の方が、「いいね」が付きやすいから、という理由で記事をせっせと書き足している人もいます。確かに「いいね」が増えたり、アクセスは上がったりするかもしれません。
でも、軽い話題ばかりだと、記事を読んでくれる人は多いかもしれませんが「お金を払ってでも今の悩みを解決したい」という人がいない可能性が高まります。これは、ビジネスとしては失敗です。
「いいね」やアクセスを増やすことが目的ではありません。最終的に予約につながらなかったら、失敗なのです。
逆に「いいね」やアクセスはそれほど多くなくても、しっかり予約につながれば成功ということになります。
あなたが書きたいことを書くのではなく、見込み客が知りたいことを書いているか。それと、余計な記事を書いていないか、チェックすることが大切です。
スムーズに予約してもらうためには、《一貫性》を意識してくださいね。
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