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店舗のメニューづくりに必要不可欠なもの

SPECIAL

社内独立店開コンサルタント

株式会社ストアブレインコンサルティング

代表取締役 

経営コンサルタント。アパレル、小売、飲食チェーン指導などに強みを持ち、店長再生から店舗最盛へとつなげていく独自の「社内独立店開」手法を指導する専門家。
自らは店舗を持たない「販売・運営」に特化した経営スタイルに、多くの異業種経営者、店長が注目。路面店から百貨店、都心型SC、郊外型ショッピングモール…など、多様なチャネルで成果を上げ、店舗の強みを引き出す天才と称されている。

店舗にご来店されたお客様は様々なモノを見られますが、その中でも自分が必要とするモノやサービスをまとめて確認できる“メニュー”は最重要なものの一つです。

飲食店や美容室などは店外にメニューやサービス、料金を掲示しているところも多いですね。

イーゼルを使ってメッセージとともにおすすめ商品などを打ち出しているところも非常に多く見受けられます。

さらに、ホットペッパーや食べログなどのサイトでも詳細な商品の紹介など当たり前になっています。

街中を歩きながら見ていくと、色々な工夫があって面白いのですが、最近はどうも同質化している印象がありますね。

ここでは、そのテクニカルな説明は割愛しますが、同質化している原因の一つに、“何のためにそれをやっているのか”が抜けていることが挙げられます。

つまり、その目的が抜け落ちているのです。

どういうことかと言えば、

“他の店がやっているから”

“効果があると聞いた”

“本やネットで見た”

など、やるきっかけとしてはいいのですが、形だけを真似して、そこから進化していない店舗が多いのです。

結果として、やっつけ仕事になってしまう。

それをすることが目的になってしまう。

いわゆる手段の目的化です。

非常にもったいないことですね。

視野が狭くなってしまい、テキトーにその日のおすすめとして掲示する。

お客様はバカではありませんので、すぐに見抜きます。

特にメニューや商品の紹介、説明などはわかりやすい具体的な仕事であるため、そこだけを見がちになります。

どの仕事に限らず、必ず目的があるはずです。

一本筋の通った店舗経営を実現するには、そこをしっかりと意識する必要があります。

究極的には経営理念の追求やビジョンの実現といったことが目的となりますが、店舗現場にとってはその目的地へたどり着くまでの目標が重要になってきます。

目的を理解したうえで、目標利益を算出し、そこに数量や売上額などの目標があって初めて、具体的なメニューの決定やおすすめ商品の紹介をおこなうことができます。

メニュー決めやおすすめ商品の紹介などは、決してその場しのぎの思い付きで出来るものではないのです。

繁盛している店はブレない軸、つまり目的を持って経営しています。

そのため、簡単に見えるメニューや店頭のメッセージなどにも筋が通り、お客様にもしっかりと伝わります。

上辺だけのテクニックに頼ると、すぐにボロが出ます。

お客様との重要な接点である、“メニュー”を簡単に考えず、目的、つまり理念をもって創り上げていくようにしてください。

そうすればテクニックなど無くても必ずお客様に伝わるようになります。

 

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