売上が2倍に!ご相談者のご家族への対応法
私がカウンセリングを開始した直後の話です。当初から、ちらほら不登校や引きこもりについてのご相談の申し込みがありました。
私自身がかつて不登校や引きこもりを経験していたことで、悩みの渦中にある本人の気持ちがある程度わかるので、成果を出す自信を持っていました。
スクールカウンセリングを受けてもあまり変化がないことで、親御さんがHPの私の経歴を見て、期待して来られたのです。
いつも通りの自分のカウンセリングをすれば上手くいくだろうと、自然体でセッションに臨みました。
しかし、思ったような成果が出なかったのです。成果が芳しくないことで、徐々に不登校や引きこもりのご相談に対する苦手意識が強まっていったのです。
なぜ、上手くいかなかったか?
大人のご相談者がカウンセリングに来る場合は、基本的にはご自身がHPを見て予約してきます。
しかし、お子さんが不登校や引きこもりの場合は、親御さんがHPを見て、親御さんの判断で予約してくるのです。
カウンセリングを受ける本人がHPを見るのと、親御さんがHPを見るのとでは、カウンセリングを受けるモチベーションが全然違うのです。
「現状をなんとかしたいので今の自分を変えたい」
こういった気持ちがある人には、悩み事をじっくり聴いた上で、改善方向に進めていくことができます。
しかし、お子さんの場合は、「親に無理やり連れてこられた」という意識が強いので、不貞腐れていることも多々あるのです。
特に私のカウンセリングでは、比較的短期間で改善方向に導いていく方針をとっているので、不貞腐れているお子さんを目の前にして、戸惑っていました。
改善方向に進みたい気持ちはいったん封印して、「よく来たね。嫌だったろう、こんなところに来るのは」という感じで、まずはその子の気持ちを代弁するような会話からスタートしなくてはいけません。
セッション回数も通常に比べて多めにかかってしまうので、普段よりも根気が必要です。それでも改善しないケースもかなりあったのです。
私自身も心苦しい思いを抱いていたので、思い切って方針転換を試みることにしたのです。
その後、成果が出る確率が急激に上がっていったのです。
何をしたのか?
それは、お子さんとは別に親御さんだけのカウンセリングを勧めるようにしたのです。
お子さんも苦しい思いをしていますが、現状を何とかしたいという思いが、より強いのは親御さんなのです。
ですので、親御さんがお子さんよりも先行してカウンセリングを受けて、不登校や引きこもりから回復するまでの大まかな流れとその時々の対応を習得してもらうことを始めました。
方針転換する以前にも、お子さんのカウンセリングの前後数分で、親御さんには少しだけ対処法はお伝えしていました。それを本格的に親御さんへのカウンセリングメニューを作って提案するようにしたのです。
お子さんへは今まで通りのカウンセリングを行います。
クライアントさん側は2倍料金を支払うことになるので、私自身も迷いがありましたが、良い成果が早く出るようになったので、かえって喜ばれることになったのです。
ですので、躊躇しないでより良い方向に進める提案していくことが大切です。
クライアントさんに喜ばれながら、結果的にこちらの売上も2倍になるということにつながるわけです。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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